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頭頂部のこと~the crown of the head

  • 執筆者の写真: 中西れいこ
    中西れいこ
  • 2024年5月22日
  • 読了時間: 6分

ドックトレーニングで学びました。「初めて出会う犬の頭を撫でてはいけない。そして犬は頭を撫でられるのは、あまり好きではない」(もちろん飼い主が続けた結果、犬が慣れて喜ぶ場合もあるが)


私は犬のトレーニング中「よくできたー」と嬉しくなって、つい犬の頭を撫でてしまう癖があって、先生によく叱られます。


先生曰くー頭のてっぺんに頭蓋骨がくっついておらず、未完成なために触ると柔らかい場所ー「泉門」があるーそうです。成長すると閉じていきますが、(小型犬に多いそうですが)完全に閉じないケースもあるそうです。そうなると『虚弱体質』『ストレスに極めて弱い』となり、頭部の打撲が致命傷になる場合も。


だから、人間の大きな手が頭頂部にくると、犬は咄嗟に命の危険を感じるのかもしれません。飼い主以外が撫でると、最悪、手を噛むことで自衛する犬もいるかもしれません。こちらは可愛くて善意なのですが、犬にとっては命の危険を感じる行為であること、忘れないようにしたいです(知識って大切。自分に言い聞かせ)





先日、人間の赤ちゃんも同じように「泉門」があると聞きました。柔らかいから、親御さんは大切に保護せねばならないそうですね。そしてタイなどの東南アジアの仏教徒が多い国では、頭頂部は精霊が宿るために「(特に子供の)あたまをみだりに撫でてはいけない」とされています。ユダヤ教では「キッパ」という小さい被り物で頭頂部を隠しますが、これは「自分より上にいる存在への謙遜」を示すそうです。


調べてみると、頭頂部って深いなぁーと思いました。




その「泉門」は「いずみのもん」ですね。エナジーワーカーの皆さんなら、あ!あのツールだ!と思うでしょう。第3のエネルギーを噴出させる場所です。まさに泉のように!


で、なぜ「泉(いずみ)」なのか?を調べてみると、万葉集に行きつきました。


蘭室屏風徒張 断腸之哀弥痛 枕頭明鏡空懸 染筠之涙逾落 泉門一掩、無由再見 嗚呼哀哉 ~黄泉(よみ)の門がいったん閉ざされたからには、もう二度と見る手立てはない。


つまり「泉門」とは「黄泉の国」への門ー黄色い泉という次元につながる出入口なのです。古事記にも、伊邪那美が「(亡くなったあと)自分は黄泉の国に住んでいる」とあります。黄泉の国は「死者の国」として認識されていました。となると、頭頂部は「死後の世界」と関係がありそうですね。ですから…


エナジーワーカーにとっての頭頂部は…

①エネルギーを泉のように放射できる出口であること

②違う次元につながる門、出入口であるということ


この二つを覚えておくとよいかと思いました。




犬にとっては致命傷になる場合もある頭頂部は、人間にとっても大切な場所です。エナジーワークで頭頂部に意識を保ち続けるというのは、いったいどのような意味があるのか?ふと考えてみたくなり、叡智を紐解きました。


人間の身体には、肉体の対応物であり、肉体の基礎になり、肉体と浸透し合っている活力体がある。それは肉体よりも大きく、私たちはそれをエーテル体と呼んでいる。…この人間のエーテル体には二箇所、生命フォースの出口の穴がある。一つは太陽叢、もう一つは脳の頭頂部にある。その両方を、生命エネルギーで織られた撚り糸でできたエーテル物質の細かい網状組織が保護している。
霊媒や低位の予言者の場合は、太陽叢の網状組織が人生の早い時期から破れており、そのため、肉体から容易に出入りし、いわゆるトランス状態になり、アストラル界で機能することができる。しかし、このようなタイプの 人々には意識の連続性はなく、物質界での存在とトランス状態で経験した出来事を関係づけことができないように思われる。そのため通常は、目を覚ましているときの意識でそれらの出来事を認識することは全くできない。 ...意識的な透視力のある人々、高位のサイキック能力のある人々、高位の予言者は、トランス状態や憑依、霊媒行為に陥ることはない。穴が開いているのは頭部の網状組織であり、その開口部から光と情報とインスピレーションが流れ入ることができる。それはまた、サマーディの状態に入る能力を授けるものでもある。 ホワイトマジック下巻 p.214-215




ここで書いている「頭部の網状組織」とは「泉門のチャクラ」だと思ってください。その「泉門のチャクラ」を安心安全に開くために、第三のエネルギー(地球宇宙エネルギーを混ぜ合わせたエネルギー)を頭頂部から泉のように噴出させることが大切なのでしょう。


光や情報を受け取るための…泉門を開くトレーニングは、「イキナリ高次の光を受け取る」ではなく、「ミジカノ誰かの光(エネルギー)を透視する」ことから初めてください。(これは年間コースでトレーニングできます)ステップbyステップが大切。


しかし「泉門を開く」よりも、「知らずに破れてしまった太陽叢のエーテル体を閉じる修復」が急務な人もいるかもしれません。知らず知らずのうちに体の外に出てしまうのは、感情を抑圧している人に多く、その場合は太陽叢が出入口になっていることがあります。思い当たる方はグラウンディングが弱いはずなので、グラウンディングコードをしっかりとワークください。土台を整えてこそ、頭頂部にある「泉門」を安心安全に開くことができます。


犬にとっては生命を脅かす場所ですが、人間にとっては高次の光(情報)が下りる場所が「泉門」。どうぞ大切に扱ってくださいね。


そうそう、頭ナデナデはダメなんだけど…でもワンコは可愛いすぎる!🐶



追記①:サマーディの状態とは、 エナジーワークでも経験できる「瞑想が深まり精神集中がされている状態」です。自我忘却がなくては達成できない瞑想の極点とされています。サマーディの体験は、冷静に物事を達観していながらも、愛情に満ち、自己認知も満たされていること。このサマーディの状態で、実生活を送ることを目指すのがエナジーワーカーだと思います。


追記②:実際に泉門は「黄泉の国」とつながっています。死ぬとき人は泉門から生命エネルギーを抽出、具体的に言えば「生命は泉門から抜け出す」のです。死ぬまでに泉門を安心安全に保ちながら開いていくことで、死は「穏やかな移行」になります。行く先は「黄泉の国?天国?地獄?」は、死ぬ瞬間の人の意識が決めます。話がエナジーワークからはかけ離れるので割愛しましたが、死に関する叡智を知っているだけで「人生をいかに生きるか」が変わってくると思います。


追記:ドックトレーニング、犬の生態について知らないことばかりで、飼う前に学んでよかったと思う知識ばかりです。動物との共生には知識が必要ですので、飼う前に(どの犬種にするか決める前に!)地域の教室で学んでくださいね。



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